広まちづくり新聞(ウェブ版)

2017年2月10日(金) 広まちづくり推進協議会(随時発行)

広の元気人を紹介

広の元気人「広折紙同好会」

集合写真
広折紙同好会は、1989年(平成元年)に発足したボランティア団体です。
今回の「広の元気人」は、折紙を通じて地域の人々と交流を深め、発足から今年で25年目を迎えてもなお活動を続けることができる秘訣と、折紙が持つ魅力について、同会のメンバーである門田さんと有広さんのお二人にお話を伺いました。


-まず、この会が立ちあがることとなったきっかけについて教えてください。

門田さん 現在の広市民センターができる前は「青少年教育センター」という建物でした。当時、その公民館長を務めていた遠藤さんが、公民館の講座で何か教えることができないかと考えられたところ、お父さんから習った折り紙を講座で教え始めたのです。


-では、最初に講座ができた時のメンバーなんですね?

門田さん いいえ。最初からいらっしゃるのは、今も呉から来ておられる久保さんです。私は遠藤先生と面識があったので、2年目から入りました。


-それが今の広折紙同好会になったのですか?

門田さん そうです。最初は人数も少なかったですが、徐々に参加するメンバーも増えてきたところ、講師だった遠藤さんがお亡くなりになりました。そして、講座を存続するかどうかが危ぶまれた際、遠藤さんに折り紙を習っていた有志が集まり、昭和63年4月に折紙同好会を結成し、講座を存続させたのです。それが現在の「広折紙同好会」です。

折紙教室1 折紙教室2
写真 折紙教室で折り方を丁寧に教える様子


-ということは、当時の遠藤先生が作った講座を、有志の方が残したいという思いから立ち上がった会なのですね?

門田さん そうですね。


-現在、メンバーは何名くらいですか?

有広さん 昔は20名以上いましたが、メンバーが高齢になって、現在では12名です。広地区教育祭(毎年11月に広地区で開催)などのイベントで、折り紙の作品を展示しているのを見て興味を持ち、会に入会された方もいらっしゃします。


-具体的にどのような活動をされているのでしょうか?

門田さん 毎月2回、講座を開催しています。特定の講師はいないので、会の中から4人が交代で教えています。そのほかでは、「広地区子ども祭」「広地区教育祭」「24時間テレビ」といったイベントに参加しているのと、月に1回ボランティアで、あすらや荘、野呂山学園、郷原の里(以上、呉市郷原町)、若椿作業所(呉市広)といった場所で、折り紙の折り方を教えに行っています。
 
若椿作業所にて
写真 月に1回、若椿作業所にて折紙を教える様子


-積極的に地域で活動されているのですね。

有広さん そうですね。ボランティアは、ただ自分たちだけが楽しむのではなく、それを地域の人にも伝えていくことが大事だと言われたことがきっかけで始めました。


-これまで活動を続けてきて良かったなと思う瞬間は、どんな時ですか?

有広さん ボランティアで折り紙を折りに行った時に、地域の方と一緒に話をしながら楽しく折っているときです。また、折り紙を折ることができなくても、その場所に来ることだけが楽しみで、わざわざ時間をかけて来てくれる人と会って話をすると、続けてきて良かったと思います。

若椿作業所作品1 若椿作業所作品2
写真 若椿作業所の皆さんで作った作品


-自分だけが楽しいのではなくて、楽しみにしている人がいるというのは大きなやりがいですね。

有広さん そうですね。折り紙は違った物をたくさん折って、それを組み合わせて1つの作品にするのですが、昔、講座で教えた折り方を自分で帰って折ってみて、次の講座の時に「先生、できたよ」と言って、折り紙をうまく組み合わせた素晴らしい大作を持って来てくれると、「あぁ、教えて良かったなぁ」と感じます。
有広さん それで、「分からないところがあるから、今度折り方を教えてくれない?」「いいよ」と会員同士で誘っているのを聞くと、嬉しいです。ほかにも、乗り物に乗っている時・病院の待ち時間が長い時に子どもが退屈している時など、私はいつも折紙をバックに入れているので、羽ばたく鶴など遊べる折紙を折って差し上げると、とても喜んでくださいます。


-教える立場としても、また教えてもらう立場としても、やりがいを感じることができるのですね。逆に不安なことは?

門田さん 仕方のないことですが、年齢を重ねるごとに会員が少なくなっていくこと。あと、自分では覚えているつもりでも、徐々に忘れていってしまうことです。


-地域で積極的に活動すると、また新しいことに挑戦してみたいと思うことはありませんか?

有広さん 広商店街にある「広まちギャラリー」を、いつ行っても誰かがいて、折紙だけでなく、学校帰りの子どもたち・買い物をしている主婦・退職して時間に余裕がある男性たちが、おしゃべりできる場所にしたいです。そのためには、ボランティアの方による協力が必要だと思います。
門田さん 長く続けていくためには、活動する人が負担に思わないようにすることが大切です。ここまで続けることができたのも、折り紙そのものを楽しめるからだと思います。


-折り紙の魅力は?

有広さん 折り紙とは、一枚の紙から色々な形の物ができあがり、外国には無い、日本古来の芸術だと思います。


-最後に、この記事をご覧になった方に伝えたいことは?

有広さん 折り紙は、認知症予防と言われています。指先を使う事で運動機能を残し、頭を使う事で脳の活性化にもなります。おしゃべりをしながら物ができあがる事を楽しんでください。


編集後記

 遠藤さんの趣味がきっかけで始まった講座が、有志の方に受け継がれ、25年もの歳月が経った現在も、広折紙同好会として活動を続けられています。小さな頃に一度は折ったことのある折り紙を通じて生まれる交流が、これから1年でも長く、より多くの人の手を伝わって、たくさんの楽しさを届けてくれることを期待しています。

広折紙同好会に興味のある方は、こちらまでご連絡ください。
 広折紙同好会 0823-72-3742(有広)


2013年6月6日(木)紹介
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